世界の埋葬から(4)獣葬

皆様おはようございます。

 

岐阜店 営業担当の平です。

ひら

 

突然ですが、私は「爬虫類」が苦手です。

特に、ニョロニョロと動く「蛇」が大の

苦手です。

 

 

 

しかし、この時期村墓地などに行くと、

彼らはいるのです。

 

ガサッ!

 

という音がする度、私は

 

ビクッ!

 

として、鳥肌がたつのです。

 

ガサッ!  ビクッ!

 

ガサッ!  ビクッ!

 

そして目的の場所までダッシュ!!

 

こんな感じで私は村墓地の測量等を行って

います。

 

ということで、爬虫類とは少し違いますが、

本日は「獣葬」について、お話させていた

だきます。

 

マサイ族の埋葬方法に「獣葬」と言うものが

あります。

 

マサイ族の人は遺体や死が近づいた人間(植

物人間)をそっとサバンナの真ん中に置き自

然にささげます。

 

つまり猛獣に食べてもらうのです

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さらに食べ残されることは不吉だと

されているため、家族は遺体を血や

脂肪にまみれさせて、動物の気を引

くように工夫するといいます。

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これだけ聞くと大変野蛮な埋葬方法と

思われるかもしれませんが、実は深い

意味があるのです。

 

その意味は、

「人間は自然から食べ物を分けてもら

い生きているのだから、死ぬときは、

ライオンやハイエナに食べてもらい、

そのエネルギーを自然に返すのが、道

理である。」

ということです。

 

また、墓を作ること(火葬等)は自然

のエネルギーを消費するため、地球に

とってよくないと考えられているので、

首長など地位の高い人間だけ、墓が用

意されます。

 

近年では、マサイ族の中にもキリスト教徒

やイスラム教徒の方が増加しているため、

この考え方も徐々に変わってきているよう

ですが、実に地球環境にやさしく、理にか

なった素晴らしい文化だと私は感じました。

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