皆様おはようございます。
岐阜店 営業担当の平です。
今日は、「塔葬」について、
お話させていただきます。
塔葬は仏教の五つの埋葬方法の中で最も
名誉ある方法です。
塔葬は霊塔葬とも呼ばれ、生き仏と一部
の貴族だけに行われ、その遺体は霊塔の
中に収めて弔われます。
この葬式はダライ・ラマやパンチェン・
ラマなどといった一部の法王や生き仏だ
けに行われるものです。
↑こちらは、現在のダライラマ14世
(一度講演を拝聴させていただいたことが、
ありますが、とても素晴らしい講演でした。)
「塔葬」ではダライ・ラマやパンチェン・
ラマの遺体は乾燥させるか或いは火葬され、
遺骨や灰を霊塔の中に収めます。
霊塔は金、銀と様々な宝石で飾り付けられ
てとても豪華です。
それでは、もう少し詳しく塔葬方法をご説明
します。
生き仏が円寂したのち、寺院の僧侶たちは遺体
を香料の入った水薬で清め、宝壇に座らせます。
バター油の灯明を灯し、そこへ信教者たちが参拝
に来て、ハタを奉げます。儀式が終わるともう一
度香料の入った水薬で清め、その後、全身に塩を
かけます。塩は防腐、吸水の効果があり、血液と
体液を抜く作用もあります。塩は遺体がミイラに
なるまで何回も繰り返す必要があります。
仏師は生き仏の顔に特別な泥を塗り、顔の形を保
存します。その模型で生き仏の塑像を作り、寺院
と仏殿の中に納めます。
遺体に豪華な服を着せ、帽子をかぶらせ、神仏と
して飾りつけます。そしてその遺体に番紅花と香
料をかけ、各色のハタを巻き付けてから霊塔に入
れて信教者に参拝させます。
代々のダライ、パンチェン、各派別の生き仏と黄教
の長老の葬式は全部霊塔葬です。
霊塔も死者の地位と所属寺院の財産によって違い、
金塔、銀塔もあり、銅塔や木塔もあります。
このように、世界には様々な埋葬方法がまだ
まだあります。
今後も引き続き、皆様にお伝えできるように、
継続していこうと思いますので、お付き合い
お願いいたします。
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