皆様おはようございます。
まだまだ花粉症に悩む岐阜店 営業担当の平で
す。
先日お客様とお話しさせていただいていた際に、
お客様から「大理石のお墓はないの?」という
質問をいただきました。
そこで、今日は大理石と御影石についてお話さ
せていただきます。
そもそも石材は、大きく火成岩・堆積岩・変成
岩の3種類に分類されます。
それぞれで成分や構造、見た目などの特性が異
なります。
大理石は石灰岩からできた変成岩で、圧力や高
温環境による影響を受けやすく、見た目や特性
が変化します(炭酸カルシウムが主成分です)。
産地により様々な色や模様があり、美しい石が
多いです。(例)
では、特徴をまとめてみましょう。
1 柔らかく加工がしやすい。
2 色や模様の種類が多い。
3 磨くと光沢が出る。
4 炭酸カルシウムが主成分のため、酸性雨等
に弱い。
上記のことから、彫刻などの細かな加工を施す
ものや、内装に使われることが多いです。
海外では日本に比べると大理石で作られたお墓
が多いです。
では、大理石に比べ御影石はどうかといいます
と、御影石の特徴は次のとおりです。
1 固く、加工しにくい。
2 産地により粒子の色や大きさが異なる。
3 磨くと光沢が出る
4 風化に強く、耐久性がある。
上記のことから、屋外で使用されることが多い
です。
日本では海外に比べ、お墓に細かな彫刻を施す
ことが少ないとともに、高温多湿の気候も重な
り、耐久性があり、長持ちする事が求められた
ため、御影石が多く選ばれてきたのです。
大理石でお墓を建ててはいけないということは
ありません。どうしても大理石を使用されたい
のでしたら、次のことにお気をつけください。
1 汚れが取れなくならないように、まめにお
手入れ(掃除)をする。
2 風化の具合を楽しむというくらいに心に余
裕を持つ。
3 メンテナンスが難しいと分かったうえで使
用する。
そうでないと、時間の経過とともに、表面は少
しずつザラザラになり、汚れがつきやすくなっ
ていき、寂しい気持ちになってしまいますよ。
何事も適材適所というのは、大切なことですね。
今日は長々と書いてしまいましたが、よろしけ
れば参考にしてください。
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